コラム

2025-06-20 20:23:00

構音障害でお悩みの方へ

 

鍼灸治療で「伝わる声」を取り戻す


 

■ 構音障害とは?

 構音障害とは、「うまく発音できない」「話していて舌がもつれる」「言葉が相手に伝わらない」といった発音のトラブルです。
特に以下のような症状でお悩みの方が多くいらっしゃいます:

 

  • ろれつが回らない

  • 舌や唇がうまく動かない

  • 発音が不明瞭で伝わりづらい

  • 話すことに自信が持てなくなった

 


 

■ 構音障害の原因はさまざま

 構音障害は、脳梗塞・脳出血などの後遺症、神経系の異常、ストレスや過緊張などが原因で起こることがあります。
特に40代以降は、加齢や疲労の蓄積、慢性的な自律神経の乱れがきっかけになることも少なくありません。

 


 

■ 構音障害に鍼灸治療が最適な理由

 鍼灸では、構音に関わる筋肉・神経・血流のバランスを整えることで、発音の動きをスムーズにすることを目指します。

 特に注目されるのが以下の効果です:

 ✅ 顔・口周りの筋肉の緊張をやわらげる
✅ 舌・喉・顎などの動きをコントロールする神経の流れを整える
✅ 頭部や首の血流を促進し、脳への刺激と回復を助ける
✅ ストレスや緊張による言葉の詰まりの緩和

 


 

■ 当院での構音障害への鍼灸施術例

 当院では、構音障害でお悩みの方が多く来院されています。
特に脳卒中後の発音障害、年齢とともに悪化したろれつの回りにくさ、緊張で言葉が出にくい方に好評をいただいております。

 一人ひとりの症状に合わせ、顔・首・頭・手足など、全身のバランスを整える施術を行っています。

  


 

■ 「話すこと」に不安を感じたら、お早めにご相談を

 構音障害は、我慢していても自然に改善することは難しいことが多いです。
大切なのは、早期に適切なケアを受けること
鍼灸は副作用もなく、体にやさしく働きかけてくれる治療法です。

 「薬には頼りたくない」
「少しでも自然に話せるようになりたい」
そう感じたら、ぜひ一度ご相談ください。

 

2025-06-04 16:02:00

耳鳴り・めまい(メニエール病)/40代女性の患者様

◆ご来院の経緯

4月中旬ごろから「耳の詰まり感」が出始め、その後、症状が軽くなったタイミングでメニエール病を発症されました。
耳の詰まり感は次第に「圧迫感」に変化し、ぐるぐると回るようなめまいが続く状態となり、当院へご相談にいらっしゃいました。

◆1回目の施術

問診と触診を丁寧に行ったところ、耳の圧迫感・めまい・背中の痛みに共通する首や肩の過緊張(こり)が見つかりました。
原因と考えられる
手・ふくらはぎ・足先の筋肉の緊張
に鍼を行い、初回施術を終了しました。

◆2回目の施術(初回から1週間後)

「施術後はしばらく調子が良かった」とのことでしたが、数日前から再び耳に音が響くような感じが出たためご来院。
初回と同様の内容で施術を行い、終了しました。

◆経過と結果

その後、ご本人から「耳の症状もめまいも完全に出なくなった」とのご連絡をいただきました。
発症からある程度の期間が経過していたため心配していましたが、非常に早い回復スピードで安定。
特に、手やふくらはぎの過緊張が緩む反応が早かったことが、早期改善につながったと考えられます。

 

◆院長コメント

日常生活のクセやストレスで生まれる筋肉の過緊張は、改善に時間がかかることもあります。
しかし、この方のように適切なタイミングで、身体の状態に合った施術を受けることで、短期間でも症状が安定するケースがあります。

2025-05-19 19:28:00

顔面神経麻痺の東洋鍼灸治療について

顔面神経麻痺の鍼灸治療について

当院では、顔面神経麻痺の治療に鍼(はり)やお灸(きゅう)を用いています。

麻痺の程度には個人差がありますが、多くの方が1~2回の治療で「何か変化があるかも」と体の感覚で気づきはじめることが多いです。

例えば、こんなふうに少しずつ変化を感じられることが多いです:

  • 3回目以降:動かなかった部分が少し動くようになってくる

  • 5回目以降:家族や友人から「笑顔が自然になってきたね」「治ってきてるね」と声をかけられるようになる

  • 10回目以降:食事や会話など、日常生活の細かな場面で本人が改善を実感できるようになる

早期治療がカギです!

顔面神経麻痺に限らず、「麻痺」は発症から治療を始めるまでの時間が短いほど、改善も早い傾向があります

 

近年では、脳梗塞による麻痺でも手術の翌日からリハビリが始まるほど、治療の早さが重要とされています。
迷わず、できるだけ早めのご相談をおすすめします。

 

鍼灸治療の流れ

当院での顔面神経麻痺に対する鍼灸治療は、以下のようなステップで行います:

  1. 麻痺している筋肉に鍼を施し、必要に応じて電気を流す
     → 筋肉の動きを引き出します。

  2. お灸や温熱療法で、硬くなった筋肉を温める
     → 血流やリンパの流れを改善し、回復を促進します。

  3. オイルマッサージでさらに巡りをサポート
     → むくみの軽減やリラックス効果も期待できます。

これらのアプローチを組み合わせ、麻痺した筋肉の機能回復を目指します

顔面神経麻痺の具体的な治療の進め方

 

顔面神経麻痺には、大きく分けて**「中枢性」「末梢性」**の2つのタイプがあります。

 

中枢性の顔面神経麻痺とは?

「中枢性」は、脳梗塞・脳出血・脳腫瘍など、脳に原因があるケースです。
このタイプは、見た目の変化があまり目立たないことが多いのが特徴です。

 

このような場合は、鍼灸治療の対象ではありませんので、早めに脳神経外科や脳外科の受診をおすすめします。

 

末梢性の顔面神経麻痺とは?

一方、「末梢性」は、

  • まぶたが閉じにくく、目が開いたままになる

  • 水や食べ物を口に含むと、口の端からこぼれてしまう

  • 顔の左右のバランスが大きく崩れてしまう

といった外見上の変化や不自由さが大きく表れるのが特徴です。

 

この末梢性の顔面神経麻痺には、鍼灸治療での改善が期待できます

 

顔面神経麻痺は早期の治療がとても重要です。


気になる症状がある方は、できるだけ早めにご相談ください。

2025-05-15 16:01:00

レーベル病 鍼灸治療の症例 50代男性

都内在住/50代男性/病名:レーベル病

ご来院の約3~4カ月前に突然発症し、その後急速に視力・視野ともに低下。
大学病院で遺伝子検査の結果、レーベル病と診断されましたが、明確な治療法はなく、現在も経過観察のみという状況でした。

唯一、可能性があるとされたイデベノン治療も試されましたが、残念ながら十分な効果は見られませんでした。

そのような中、当院を知り、「少しでも良くなれば」という強い想いをもってご来院くださいました。
初めてのご来院時は、同伴者がいなければ通院が困難な状態で、通い慣れた場所以外は一人で歩くのも難しい状況でした。

通常、レーベル病は20〜30代での発症例が多く、回復の見込みがあるタイプも存在しますが、50代での発症は重症化しやすいとされています。

 

その中でも、鍼灸に希望を託し、難病鍼灸に実績のある当院を選んでくださったことに、私たちも強い責任を持って施術に取り組んでおります。

初診からしばらくは、視力や視野などの眼科的な症状を中心に施術していましたが、
心身のバランスを整えるために、自律神経への治療もあわせて行うことにしました。

眼の治療には、これまで通り
後頚部(うなじ周辺)や目のまわりへのやさしい鍼を、
自律神経には、お腹・背中・手足への施術を加えて対応していきました。

この頃は、視覚的な状態が「底」といわれる時期で、
患者さんも「どんどん色が薄れていく感じがする」と、心理的な不安を強く感じていたそうです。

しかし、それから3カ月が経過した頃、視覚にわずかな改善の兆しが見られるようになり、
医師からも「回復期に入ったと思われる」と言われるようになりました。

さらにその後の2カ月間では、光の明るさを感じたり、輪郭が少し見えるようになったとのこと。
施術の積み重ねが、ゆっくりと身体に変化をもたらしていきました。

症状の改善とともに、仕事にも前向きな変化が現れました。
レーベル病を発症してからは控えていた接客業務にも復帰され、
「できない」と感じていたことに再び挑戦する気持ちが持てるようになったそうです。

また、服用していたお薬もやめることができたとのことで、
精神的にも大きく前向きになられているのが伝わってきました。

 

現在も引き続き、さらなる回復を目指して施術を継続中です。

2025-05-14 10:59:00

不整脈患者様の症例です

港区在住 E.S様(50代・男性・事務職)
主訴:動悸・不整脈

2022年の春頃から、突然胸がドキドキする「動悸」を感じるようになりました。検査の結果、期外収縮と診断され、医師からはカテーテル手術をすすめられましたが、できれば手術は避けたいとの思いで鍼灸治療を試みることに。しかし、最初に通った2ヶ所の鍼灸院では症状の改善が見られませんでした。

それでも「鍼灸で良くなりたい」という気持ちを持ち続け、当院に来院されました。

初診は2022年8月24日。動悸は特に疲労時や飲酒後に強く現れ、仕事が手につかなくなったり、夜も眠れなくなるほどでした。体の状態を詳しく診たところ、「脾虚血瘀(ひきょけつお)」という状態が見られたため、それに合った経穴(ツボ)を使って治療を行いました。

2回目の施術後には動悸の回数が減り、体もとてもラクになったとのこと。その後も施術を重ねることで、少しずつ症状が落ち着いていきました。特に9回目の施術以降は、強い動悸が全く出なくなり、頻度も大幅に減少。10回目以降は「動悸が出る前に背中にコリを感じる」という身体のサインに気づけるようになり、早めに対応できるようになったのも大きな変化でした。

 

現在は月1回のペースでメンテナンスを続けながら、症状は安定しています。

E.S様より

「かれこれ半年ほどになりますが、カテーテル手術も今の状態では必要ないと、医師からも太鼓判をもらいました。とてもホッとしています。

 

ただ、背中の痛みが引き金になることもあるので、油断せず、これからもしっかりと治療に取り組んでいきたいと思います。」

 

 

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監修者:鍼灸師 キム・ファヨン先生

【得意な治療】
難病全分野、特に突発性難聴・顔面神経痛・顔面神経麻痺・腎疾患・パーキンソン病

西洋医学では対応が難しい難病が得意です。
各種症状でお悩みの方、早めに一度ご来院ください。

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