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2025-05-19 19:28:00

顔面神経麻痺の東洋鍼灸治療について

顔面神経麻痺の鍼灸治療について

当院では、顔面神経麻痺の治療に鍼(はり)やお灸(きゅう)を用いています。

麻痺の程度には個人差がありますが、多くの方が1~2回の治療で「何か変化があるかも」と体の感覚で気づきはじめることが多いです。

例えば、こんなふうに少しずつ変化を感じられることが多いです:

  • 3回目以降:動かなかった部分が少し動くようになってくる

  • 5回目以降:家族や友人から「笑顔が自然になってきたね」「治ってきてるね」と声をかけられるようになる

  • 10回目以降:食事や会話など、日常生活の細かな場面で本人が改善を実感できるようになる

早期治療がカギです!

顔面神経麻痺に限らず、「麻痺」は発症から治療を始めるまでの時間が短いほど、改善も早い傾向があります

 

近年では、脳梗塞による麻痺でも手術の翌日からリハビリが始まるほど、治療の早さが重要とされています。
迷わず、できるだけ早めのご相談をおすすめします。

 

鍼灸治療の流れ

当院での顔面神経麻痺に対する鍼灸治療は、以下のようなステップで行います:

  1. 麻痺している筋肉に鍼を施し、必要に応じて電気を流す
     → 筋肉の動きを引き出します。

  2. お灸や温熱療法で、硬くなった筋肉を温める
     → 血流やリンパの流れを改善し、回復を促進します。

  3. オイルマッサージでさらに巡りをサポート
     → むくみの軽減やリラックス効果も期待できます。

これらのアプローチを組み合わせ、麻痺した筋肉の機能回復を目指します

顔面神経麻痺の具体的な治療の進め方

 

顔面神経麻痺には、大きく分けて**「中枢性」「末梢性」**の2つのタイプがあります。

 

中枢性の顔面神経麻痺とは?

「中枢性」は、脳梗塞・脳出血・脳腫瘍など、脳に原因があるケースです。
このタイプは、見た目の変化があまり目立たないことが多いのが特徴です。

 

このような場合は、鍼灸治療の対象ではありませんので、早めに脳神経外科や脳外科の受診をおすすめします。

 

末梢性の顔面神経麻痺とは?

一方、「末梢性」は、

  • まぶたが閉じにくく、目が開いたままになる

  • 水や食べ物を口に含むと、口の端からこぼれてしまう

  • 顔の左右のバランスが大きく崩れてしまう

といった外見上の変化や不自由さが大きく表れるのが特徴です。

 

この末梢性の顔面神経麻痺には、鍼灸治療での改善が期待できます

 

顔面神経麻痺は早期の治療がとても重要です。


気になる症状がある方は、できるだけ早めにご相談ください。

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監修者:鍼灸師 キム・ファヨン先生

【得意な治療】
難病全分野、特に突発性難聴・顔面神経痛・顔面神経麻痺・腎疾患・パーキンソン病

西洋医学では対応が難しい難病が得意です。
各種症状でお悩みの方、早めに一度ご来院ください。

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