副甲状腺機能亢進症とは？

副甲状腺機能亢進症は、副甲状腺から過剰な副甲状腺ホルモン（PTH）が放出される状態を指します。副甲状腺は、甲状腺の後ろにある小さな臓器であり、血中のカルシウム濃度を調節する役割を果たしています。PTHの過剰分泌により、血中のカルシウム濃度が上昇し、骨からカルシウムが溶出されるなどの影響が生じます。

副甲状腺機能亢進症の症状

● 骨粗鬆症：過剰なPTHが骨からカルシウムを溶出し、骨密度が低下することで骨粗鬆症が発症することがあります。

● 骨折リスクの増加：骨粗鬆症により、骨折のリスクが高まります。

● 尿中カルシウムの増加：高カルシウム血症のため、尿中のカルシウム濃度が上昇することがあります。

● 腎結石：高カルシウム血症により、腎臓でカルシウムが結晶化し、腎結石が形成されるリスクが高まります。

副甲状腺機能亢進症と西洋医学

副甲状腺機能亢進症の治療は、原因に応じて異なります。原因が原発性副甲状腺機能亢進症である場合、副甲状腺の切除手術が一般的に行われます。副甲状腺が腫瘍などによって過剰に刺激されている場合、その腫瘍を切除する手術が行われることもあります。また、カルシウムやビタミンDの補給、カルシウム排泄を促進する薬物療法も行われることがあります。

副甲状腺機能亢進症の鍼灸治療

鍼灸治療では、副甲状腺機能亢進症の症状を緩和し、全身のバランスを整えることが目的です。特定のツボを刺激することで、副甲状腺の機能を調節し、カルシウムの代謝を改善する効果が期待されます。また、骨粗鬆症や腎結石などの合併症の緩和にも鍼灸治療が役立つ場合があります。

お気軽にご相談ください

当院では、副甲状腺機能亢進症の患者さまの症状や状態を総合的に評価し、最適な治療プランを提供します。鍼灸治療を含むさまざまなアプローチを用いて、患者さまの症状の緩和や生活の質の向上に努めます。専門的な知識と経験豊富なスタッフが、患者さまの健康をサポートします。まずはお気軽にご相談ください。