原発性アルドステロン症とは？

原発性アルドステロン症は、副腎の皮質から過剰にアルドステロンというホルモンが分泌される状態を指します。アルドステロンは、体内のナトリウムとカリウムのバランスを調節し、血圧をコントロールする役割を果たします。この病態では、アルドステロンの過剰分泌により、ナトリウムの再吸収が増加し、カリウムの排泄が増加します。これによって、高血圧や低カリウム血症などの症状が引き起こされます。

原発性アルドステロン症の症状

● 高血圧: 高血圧が特徴的な症状であり、しばしば他の原因で治療が難しい高血圧が見られます。

● 低カリウム血症: カリウムの排泄が増加するため、低カリウム血症が起こります。これにより、筋肉の疲労感や倦怠感、筋肉のけいれん、不整脈などが生じることがあります。

● 高ナトリウム尿: ナトリウムの再吸収が増加するため、尿中のナトリウム濃度が高くなります。

● 多尿: 尿量が増加することがあります。

● 頭痛やめまい: 高血圧や電解質の異常によって引き起こされることがあります。

原発性アルドステロン症と西洋医学

西洋医学では、原発性アルドステロン症の診断には血液検査や尿検査が行われます。血中のアルドステロンとレニン、カリウム濃度の測定や、アルドステロンとレニンの比率の算出などが行われます。また、MRIやCTスキャンなどの画像診断も行われることがあります。治療法には、アルドステロン受容体拮抗薬や利尿剤、カリウム補充剤などが用いられます。

原発性アルドステロン症の鍼灸治療

鍼灸治療では、体のバランスを整えることで副腎の機能を正常化し、アルドステロンの過剰分泌を抑制することを目指します。具体的な治療法は、特定のツボへの鍼刺激や灸（きゅう）の利用、および生活習慣や食事の改善などが含まれます。

お気軽にご相談ください

当院では、原発性アルドステロン症の患者さまの症状や状態を総合的に評価し、最適な治療プランを提供します。鍼灸治療を含むさまざまなアプローチを用いて、患者さまの症状の緩和や生活の質の向上に努めます。専門的な知識と経験豊富なスタッフが、患者さまの健康をサポートします。まずはお気軽にご相談ください。