甲状腺機能低下症（橋本病）とは？

甲状腺機能低下症は、甲状腺が正常に機能せず、甲状腺ホルモンの分泌が不足する状態を指します。一般的には、自己免疫の異常によって甲状腺組織が攻撃され、甲状腺機能が低下する橋本病が最も一般的な原因です。甲状腺ホルモンは体の代謝やエネルギー生産に重要な役割を果たしており、その不足は全身の様々な機能に影響を及ぼします。

甲状腺機能低下症（橋本病）の症状

● 疲労感や倦怠感: 日常的な活動に対するエネルギーが不足し、疲れやすくなることがあります。

● 冷えや寒がり: 体温調節がうまくいかず、冷えや寒さを感じやすくなります。

● 体重増加: 代謝が低下するため、体重が増えることがあります。

● 便秘: 消化管の動きが遅くなることで便秘が生じることがあります。

● 皮膚の乾燥: 皮膚が乾燥しやすくなり、かゆみや皮膚の粗さが生じることがあります。

● 頭痛や集中力の低下: 集中力が低下し、頭痛を感じることがあります。

甲状腺機能低下症（橋本病）と西洋医学

西洋医学では、血液検査や甲状腺の超音波検査、甲状腺機能に関する詳細な検査を行い、診断を確定させます。一般的な治療法には、甲状腺ホルモン補充療法があります。この治療法では、体内に不足している甲状腺ホルモンを補うことで症状を緩和し、体の機能を正常化することを目指します。また、症状の程度や患者の年齢などによっては、他の治療法や薬物療法が併用される場合もあります。

甲状腺機能低下症（橋本病）の鍼灸治療

鍼灸治療では、体のバランスを整え、自己免疫の異常を調整することで甲状腺の機能を改善することを目指します。具体的な治療法には、特定のツボへの鍼刺激や灸（きゅう）の利用、および生活習慣や食事の改善などが含まれます。

お気軽にご相談ください

当院では、甲状腺機能低下症（橋本病）の患者さまの症状や状態を総合的に評価し、最適な治療プランを提供します。鍼灸治療を含むさまざまなアプローチを用いて、患者さまの症状の緩和や生活の質の向上に努めます。専門的な知識と経験豊富なスタッフが、患者さまの健康をサポートします。まずはお気軽にご相談ください。