すべり症とは？

すべり症は、腰椎の椎間板が脱臼してしまい、その位置が前方に移動することによって引き起こされる腰椎の疾患です。一般的には、椎間板の周囲の組織が弱まり、椎間板が正常な位置からずれてしまうことで発生します。すべり症は特に若年層に多く、腰痛や腰の動きの制限などの症状を引き起こすことがあります。

すべり症の症状

● 腰痛：腰部に鈍い痛みを感じることがあります。痛みは悪化することもあります。

● 腰のこり：腰部にこり感を感じることがあります。長時間同じ姿勢を続けると増すことがあります。

● 脚のしびれや痺れ：椎間板の脱臼が神経を圧迫することで、脚にしびれや痺れを感じることがあります。

● 歩行困難：重度のすべり症の場合、歩行困難や腰の動きの制限が生じることがあります。

すべり症と西洋医学

すべり症の診断は、主に症状や身体検査、画像検査（X線、MRIなど）によって行われます。一般的には、脊椎の変形や椎間板の位置異常が確認されます。治療法には、安静、物理療法（理学療法やストレッチ）、薬物療法（痛み止めや抗炎症薬）、時には手術が含まれることがあります。手術は、神経圧迫や脊柱管の狭窄が原因で脚のしびれや痺れが続く場合や、腰痛が慢性化して日常生活に支障をきたす場合に考慮されます。

すべり症の鍼灸治療

すべり症の鍼灸治療は、痛みやこりの緩和、神経の緊張の解消、血液循環の促進などを目的として行われることがあります。鍼や灸を用いて、腰部の筋肉や靭帯の緊張をほぐし、痛みを和らげる効果が期待されます。また、全身的なバランスの調整やリラクゼーション効果も期待されます。

お気軽にご相談ください

当院では、すべり症の患者さまの症状や状態を総合的に評価し、最適な治療プランを提供します。鍼灸治療を含むさまざまなアプローチを用いて、患者さまの症状の緩和や生活の質の向上に努めます。専門的な知識と経験豊富なスタッフが、患者さまの健康をサポートします。まずはお気軽にご相談ください。