足底筋膜炎とは？

足底筋膜炎は、足底の筋膜（きんまく）に炎症が生じる疾患であり、一般的にかかとや足のアーチ（土踏まず）の付け根に痛みを引き起こします。この痛みは通常、足を踏み出すときや歩行の初めに感じられ、患部を圧迫したり長時間立っていると悪化することがあります。足底筋膜炎はランナーやジャンプを多く行うスポーツ選手だけでなく、長時間の立ち仕事や肥満などの要因によっても引き起こされることがあります。

足底筋膜炎の症状

● かかとの下部や足のアーチの付け根に痛みが生じる

● 起床時や長時間の立ち仕事後に痛みが強まる

● 歩行時に痛みが増すことがある

● 足を伸ばしたり曲げたりするときに痛みを感じる

● 痛みはしばしば刺すような感じや鋭い痛みとして現れる

足底筋膜炎と西洋医学

足底筋膜炎の診断は、主に症状と身体検査に基づいて行われます。画像検査（X線、MRIなど）が行われることもありますが、診断に必須ではありません。一般的な治療法には、休息、氷や湿布の利用、ストレッチや筋力トレーニング、足底のサポートを目的とする特別な靴やインソールの使用などが含まれます。さらに、非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDs）や疼痛管理薬の処方も行われる場合があります。治療が効果がない場合や症状が慢性化した場合には、物理療法や注射療法、手術が検討されることもあります。

足底筋膜炎の鍼灸治療

鍼灸治療は、足底筋膜炎の痛みの緩和や炎症の軽減に役立ちます。鍼は筋肉の緊張を和らげ、血行を促進して炎症を緩和します。また、足底筋膜やその周囲の筋肉に直接働きかけることで、痛みの緩和と筋肉の弛緩をもたらします。灸は、足底の筋肉を温めて血行を改善し、痛みを和らげます。

お気軽にご相談ください

当院では、足底筋膜炎の患者さまの症状や状態を総合的に評価し、最適な治療プランを提供します。鍼灸治療を含むさまざまなアプローチを用いて、患者さまの症状の緩和や生活の質の向上に努めます。専門的な知識と経験豊富なスタッフが、患者さまの健康をサポートします。まずはお気軽にご相談ください。