遅発ジスキネジア

遅発ジスキネジア

遅発ジスキネジアとは?

遅発ジスキネジア(Tardive Dyskinesia:TD)は、抗精神病薬などの薬物治療によって引き起こされる運動障害の一種です。この状態では、口や顔、舌、四肢などの筋肉が不随意に動く症状が現れます。TDは、精神疾患の治療に広く使用される抗精神病薬の長期使用後に発症する可能性があります。症状はしばしば治療を中止しても持続することがあり、治療法は限られています。

 

遅発ジスキネジアの症状

● 口や顔の動き:口のひらき、舌の突出、口の中での舌の動きなどが見られることがあります。

● 顔のけいれん:目や眉の動きに不規則なけいれんが現れることがあります。

● 四肢の動き:手や足の不随意の動きや、腕の振動などがみられることがあります。

● 体幹の不規則な動き:体幹の筋肉が不規則に動くことがあります。

● 発声の変化:声の上げ下げや音量の変化などがみられることがあります。

 

遅発ジスキネジアと西洋医学

遅発ジスキネジアの主な原因は、抗精神病薬による薬剤性運動障害です。これらの薬剤は脳内のドーパミン受容体に影響を与え、不随意の運動を引き起こす可能性があります。TDの診断は、患者の症状と薬物の使用歴に基づいて行われます。治療法には、薬物療法や症状の管理が含まれますが、効果は限られています。一部の患者は、抗精神病薬を変更することで症状が改善することがありますが、それでも症状が持続する場合があります。

 

遅発ジスキネジアの鍼灸治療

遅発ジスキネジアに対する鍼灸治療は、症状の緩和や生活の質の向上を目指します。鍼灸は、不随意の運動や筋肉の緊張を和らげ、リラクゼーションを促進する効果があります。また、精神的ストレスや不安の軽減にも役立つ場合があります。

 

お気軽にご相談ください

当院では、遅発ジスキネジアの患者さまの症状や状態を総合的に評価し、最適な治療プランを提供します。鍼灸治療を含むさまざまなアプローチを用いて、患者さまの症状の緩和や生活の質の向上に努めます。専門的な知識と経験豊富なスタッフが、患者さまの健康をサポートします。まずはお気軽にご相談ください。

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