水頭症とは？

水頭症（Hydrocephalus）は、脳内の脳脊髄液（脳液）の蓄積によって脳室が膨張し、脳圧が上昇する疾患です。脳液は脳や脊髄を保護し、栄養を供給する重要な役割を果たしていますが、水頭症ではこの脳液の循環や吸収が阻害され、脳室内に脳液が過剰に蓄積します。これによって脳組織が圧迫され、機能障害を引き起こす可能性があります。

水頭症の症状

● 頭部の膨張や頭囲の増加

● 頭痛や吐き気、嘔吐

● 運動障害や筋力低下

● 視力障害や眼球運動の障害

● 脳圧の上昇による意識障害や行動変化

● 乳児期では頭部の前後の膨らみや目の底が盛り上がる（フォンタネル膨隆）

● 脳圧の急激な上昇によっては命に関わる症状が現れることもある

水頭症と西洋医学

水頭症の診断は、病歴や身体検査、画像診断（CTスキャンやMRI）、脳脊髄液の検査などによって行われます。治療には、通常、外科的手術による脳室シャント手術が行われます。これによって余分な脳脊髄液を他の体腔に排出し、脳圧の制御を試みます。また、症状の軽減や管理に向けて薬物療法も行われることがあります。

水頭症の鍼灸治療

鍼灸治療は水頭症の主要な治療法ではありませんが、症状の緩和や生活の質の向上に寄与する場合があります。例えば、頭部の筋肉の緊張を和らげ、頭痛や不快感を軽減することが期待されます。また、鍼灸治療はストレスの軽減やリラクゼーションにも役立ち、症状の管理に寄与する可能性があります。

お気軽にご相談ください

当院では、水頭症の患者さまの症状や状態を総合的に評価し、最適な治療プランを提供します。鍼灸治療を含むさまざまなアプローチを用いて、患者さまの症状の緩和や生活の質の向上に努めます。専門的な知識と経験豊富なスタッフが、患者さまの健康をサポートします。まずはお気軽にご相談ください。