原発性硬化性胆管炎とは？

原発性硬化性胆管炎（Primary Sclerosing Cholangitis, PSC）は、肝臓の胆管が炎症や硬化を起こし、徐々に狭窄していく自己免疫性の疾患です。胆汁が肝臓から膵臓へ流れる管である胆管が炎症を起こし、狭窄してしまうため、胆汁の流れが阻害され、肝機能障害を引き起こします。PSCは進行性の疾患であり、肝硬変や肝臓がんなどの合併症を引き起こすことがあります。

原発性硬化性胆管炎の症状

● 腹部の痛みや不快感

● 発熱や倦怠感

● 黄疸（皮膚や白目が黄色くなる）

● 体重減少や食欲不振

● 腹部の腫れや脾臓の腫大

● 便の色が明るくなる（脂肪便）

● 血液中の肝臓酵素の上昇

● 肝臓の腫れや硬化（進行すると肝硬変）

原発性硬化性胆管炎と西洋医学

西洋医学では、PSCの治療は症状の緩和と疾患の進行を抑制することが主な目標です。胆汁の流れを改善するためにウルソデオキシコール酸などの薬物が使用されることがあります。また、合併症の予防や管理も重要であり、肝臓移植が必要になる場合もあります。定期的な検査やフォローアップが必要です。

原発性硬化性胆管炎の鍼灸治療

原発性硬化性胆管炎の鍼灸治療は、症状の緩和や生活の質の向上を目指す補完療法として利用されることがあります。鍼灸により体内の気や血の流れを調整し、免疫系のバランスを整える効果が期待されます。また、炎症や痛みの軽減、ストレスの緩和にも効果があります。ただし、PSCの治療には西洋医学の専門医の指導の下で行うことが重要です。

お気軽にご相談ください

当院では、原発性硬化性胆管炎の患者さまの症状や状態を総合的に評価し、最適な治療プランを提供します。鍼灸治療を含むさまざまなアプローチを用いて、患者さまの症状の緩和や生活の質の向上に努めます。専門的な知識と経験豊富なスタッフが、患者さまの健康をサポートします。まずはお気軽にご相談ください。