コラム

2025-07-01 11:25:00

IgG4関連疾患でお悩みの方へ

鍼灸で“体の内側から”整えるという選択肢


■ IgG4関連疾患とは?

IgG4関連疾患(IgG4-RD)とは、血液中のIgG4という免疫グロブリン(抗体)が異常に増え、全身のさまざまな臓器に炎症や腫れ、線維化を引き起こす自己免疫性疾患です。

症状は部位によって異なりますが、以下のような例がよく見られます:

  • 涙腺や唾液腺の腫れ(ミクリッツ病)

  • 膵臓の炎症(自己免疫性膵炎)

  • 腎臓・肺・甲状腺などへの炎症

  • 倦怠感・微熱・体重減少などの全身症状

原因はまだ完全には解明されていませんが、免疫の暴走や慢性炎症が深く関わっていると考えられています。


■ 現在の主な治療法と課題

IgG4関連疾患の治療としては、一般的に以下のような方法が取られます:

  • ステロイド薬(プレドニゾロンなど)による免疫抑制

  • 免疫抑制剤(リツキシマブなど)の投与

  • 定期的な血液検査・画像診断での経過観察

これらは一定の効果が期待できますが、副作用のリスク(高血糖、骨粗しょう症、感染症のリスクなど)や再発しやすい体質への不安から、薬に頼りすぎず自然な方法を併用したいという声も多く聞かれます。


■ 鍼灸治療がIgG4関連疾患に適している理由

鍼灸は、東洋医学の考え方をベースに「気・血・水」の巡りを整え、自己治癒力や免疫バランスを高める治療法です。
IgG4関連疾患のような自己免疫性疾患に対しても、以下のような観点から効果が期待されています:

・過剰な免疫反応を整え、炎症の鎮静を図る
・副腎・自律神経のバランスを整え、ステロイド依存を軽減へ
・疲労感やだるさなどの全身症状の緩和
・再発しにくい、整った体質への改善サポート

当院では、内臓への反応点(ツボ)や、経絡の流れを見ながら全身的なアプローチを行います。
体調・体質・服薬状況に応じて刺激の強さも調整するため、体に優しく無理なく続けられる治療法です。


■ 当院での症例と対応実績

中医中國鍼灸治療院では、IgG4関連疾患に関する以下のようなご相談を受けてきました:

  • 唾液腺の腫れや違和感が慢性的に続く

  • ステロイド治療を続けているが、副作用がつらい

  • 疲労感・むくみ・不眠など、生活の質の低下を感じている

  • 症状は落ち着いているが、再発が怖い

東洋医学では、IgG4関連疾患は「脾(ひ)・肺・腎」の働きが乱れやすい状態と捉え、免疫力を抑えるのではなく“整える”ことを目指します
施術を受けられた方からは、「身体が軽くなった」「炎症の再発が減った」「服薬量が安定してきた」などのお声もいただいています。


■ ご自身の自然治癒力を信じてみませんか?

IgG4関連疾患は、治療が長期にわたることが多い病気です。
だからこそ、身体の土台を整えながら、無理のない方法で向き合うことがとても大切です。

鍼灸は「治す」ではなく、「整える」治療です。
薬と併用しながらでも、今の体調を少しでも楽にしたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

あなたに合った、やさしいアプローチをご提案いたします。

今すぐネットで予約する 即時ネット予約はこちら お問い合わせフォームはこちら
監修者:鍼灸師 キム・ファヨン先生

【得意な治療】
難病全分野、特に突発性難聴・顔面神経痛・顔面神経麻痺・腎疾患・パーキンソン病

西洋医学では対応が難しい難病が得意です。
各種症状でお悩みの方、早めに一度ご来院ください。

当院のスタッフ一覧はこちら

その他の対象疾患